負うた子に教えられるGReeeeN

 週末、次男はおなかを壊したのと熱を出したので力無く寝込んでいた。あまり食べられなかったので、力も出なかったらしい。

 土曜日に長男を連れて買い物に出たのだが、いつもなら「ぼくもいく」と言い出す次男が何も言わなかった。幸いにして週明けから元気が出てきて、徐々に食べられるようにもなってきた。「30回噛んで食べなさい」と言い含めている。

 さて、買い物は電動自転車に長男を乗せて、第二京浜沿いのホームセンター「島忠」と西馬込の「東急ストア」と斜向かいの八百屋さんに行ってきた。まず「島忠」に行く。

 第二京浜沿いは空気が悪かろうから、貴船坂上の方を経由して池上梅園の前を通っていった。

 ちなみに通常の4月並みの陽気とのことで天気もよく、上着が全く不要だった。梅園の梅も咲き出しており、梅見の客があとからあとから歩いてきていた。

 池上駅近くを自転車で走っているときに前の補助椅子に座った幼稚園年長組の長男がMONGOL800の『小さな恋のうた』を口ずさんだので驚いてしまった。

Message

Message

MONGOL800 - MESSAGE(上記アルバムのiTunesリンク)


「モンパチなんか知っとるのか、すごいなぁ」というと、どうも幼稚園のお遊戯会でB.G.M.に使われて覚えたものらしい。「おとうさんのアイフォンにはこの曲が入っとるぞ(以前ANAの機内放送でMONGOL800が特集されていたのを聞いたことがあり、そのあとに『小さな恋のうた』をダウンロードしていた)というと聞かせてほしい、と言う。更には「キセキはないの?」と言い出した。

 なぬ、GReeeeNか? テレビで流れているのは聞くが、あまり興味を持っていないグループだった。買い物を済ませてからPCに向かい、結局アルバム『あっ、ども。おひさしぶりです。』ごと購入してしまった。早速長男は『キセキ』を繰り返しきいては、歌詞は適当ながらも口ずさんでいた。

あっ、ども。おひさしぶりです。(通常盤)

あっ、ども。おひさしぶりです。(通常盤)

GReeeeN - あっ、ども。おひさしぶりです。(上記アルバムのiTunesリンク)


 6歳時が覚えるというのは、やはりただものではないのかなと思い私もiPhoneで聴いているが、高音と低音の組み合わせの心地よさであったりとか、変に尖ったところのない聴きやすさであるとか、歌詞の良さなどが分かるように感じられてきた。

 まぁ、GReeeeNのファンは世に多いだろうから、そういう点は本当のファンの方々にお任せして。

 ふと気がついたのが、子供に教えられてiTunesで曲をダウンロードしたなどというのは初めてのことだ。負うた子に教えられる、というには大袈裟だが、なんか、もう俺の時代じゃないんだな(いつお前の時代だったんだっつーの)という気分になった。

 長男は今年小学校にあがるし、徐々に親から離れていき始めるのだな、としみじみもしながら聴いている。