商店街マップの出自

 大森駅から池上通り沿いを歩いていたら、商店街の空き店舗の前が掲示板スペースとして使われていた。そこに見たことがない商店街マップが掲示してある。

 商店街でつくったのかな、と思って下の欄外にある奥付を見るとそうではなく、「ライフサロン」というところがつくったと書いてある。

 そういえば家内のために胃腸薬を探してドラッグストアめぐりをしていたとき、八景坂上からもう少し池上沿いにいったあたり(大井町寄り)に真新しくそのような名前の保険ショップが出来ていたのをおもいだした。

 このショップ、特定の保険会社の直営店なのかと思っていたらそうではなく、複数の保険会社の代理店を行うショップのFC展開店であると分かった。FC本部のリンク・トラスト社の設立者にして社長の大寄昭生氏はプルデンシャル生命に在籍したことのある方とのことで、なるほどこういう店のFC展開もうなずける気がする。

 そういうFC店舗が出店した地域のためにマップをつくる、というのはなかなか良い方策という気がする。

 さて本部のリンク・トラスト社はベンチャー・リンクという会社のグループ企業となっている。

ベンチャー・リンク - Wikipedia

 ベンチャー・リンク社の沿革をみると元々は中小企業向けの情報サービスでスタートしたようで、商談マッチングのシステムなど持っているようだ。現在はFC展開のサポートが業務として大きいようにみえる。wikipediaの記述によれば「サンマルク」や「ガリバー」に関わっていたようだし、いま確認できるとことでは「ライフサロン」以外に「銀のさら」なんかは利用したことがあるFC店に関わっているらしい。

 商店街マップについては、商談マッチングの方で印刷会社やライティングの会社を巻き込んで商談化した、ということなのかもしれない。「発行所 株式会社フォーエルズ」「監修 株式会社ベステージ」と奥付にはあった。

 以前地方で仕事をされている企業や個人事業主を結びつけて、需要と供給を回せたらいいな、というアイデアについて書いたことがあるがそれが出来ている例なのかもしれないな、と気がついた。

ひとをまきこむちから - 椋箚記

 ちなみにFC展開については加速度的に進む不況のせいか、はたまた業務内容に問題があるのか、FC本部との提携解約が進んだり、フランチャイジーから訴訟が起こされたり、決して順風満帆ではないらしい。それはまぁ、参考にならないか、と気にしないことにした。

403 Forbidden(当社のフランチャイズ事業と訴訟について)

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