椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

冬の停電

 新幹線と父親の自動車での送迎で山口県の須佐にある実家に本日帰郷した。この年末に祖父正隆の5年忌のお祭りを実家でするので、妹一家も自動車で帰ってきた。

 その晩のことである。

 私が最初に風呂に入って、上がって歯を磨いているときに突然すべての電気が消えてしまった。

 ブレーカーが落ちたものとおもって父親にブレーカーの位置を聞いて義弟と直そうとすると全て上がったままである。表に出てみると隣近所は全て明かりがついているものでうちだけ電気が来ていない状態らしいとわかってきた。実家には離れがあるのだが、離れも電気がつくことが確認できた。狐につままれたような状況。

 電気屋さんに電話し、夜のことながらご足労頂いて調査してもらったがやはりブレーカーのところで電気が測定できず、引き込み線のところで断線しているなどの可能性があるという話になった。

 ちなみにうちは変なリスク分散がされていて、家内は須佐の同じ地域にある自分の実家にいることが多い。子どもたちもたいがい家内と一緒に寝る。電話してみたら「うちは大丈夫よ、○○さんちはこうこうと光っとるよ」と笑う。○○さんというのは両家と同じ町内にあるお宅で、ケーブルテレビが取材にくるほどのクリスマスイルミネーションを毎年される。この場に子供たちがいたらおお泣きしたと予想されるのでそれはよかった。あるいは珍しい経験させといた方が良かったかな?

 家内は「石油ストーブはおいていなかったっけ?」というがうちの実家は現在はエアコンとホットカーペット、こたつ、ヒーターなど電化製品ばかりを採用していて灯油のストーブは使っていない。

 幸いエアコン暖房の名残がまだ部屋に残っていて室内にいれば平気だったが、先日来テレビでも取り上げられている、灯油券を買っていたらそこのガソリンスタンドが倒産したという話の深刻さが改めて身にしみた。

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 以前からマイミクのはなゆーさんの書いたものを読んでいて(はなゆーさんは北海道とうかがっている)灯油の値上がりなどが北国に住んでいると場合によっては命に直結する問題となる、書かれているのを読んでいた。でもこういうことは自分の身に差し迫った問題として捉えなければ理解したといえないものだと、台所につけた蝋燭の灯りを眺めながらつくづくおもった。布団に潜り込めば命は落とさないとおもうが、西日本でも田舎の一軒屋は寒い。

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 オチだが、電気屋さんがこの家には外にもブレーカーがあることを思い出し、それを上げたところで復旧となり、中国電力さんに来て頂くには至らなかった。給湯器を新しくした時にそういう構成にしたのだという。

 電力的には普段と人数が増えて高い消費量だったにせよ大丈夫だったはずだが、「バランスが悪かったのかもしれません」と電気屋さんは言っていた。本当は「バランス」よりも適格な理由が存在するのだろうが、私は酒癖が悪いがユーモアのある性格だった祖父が家族をからかったのだろうと考えることにした。

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