椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

災害時の情報発信の分担は

 朝起きたら9時ちょっと前。テレビをつけたら岩手・宮城地震の報道が始まっていた。

 昨年の7月6日(海の日で祝日)の新潟中越沖地震の時、たまたまお台場方面にある仕事場に出ていたがビルの上の方なのでかなり揺れた。武蔵野台地の端っこである南馬込で朝を迎えた私は全く気がつかなかったのだが、海側にある仕事場にいればかなり揺れたことだろう。

 出かけるまでテレビを見ながら、情報発信の分担について考えていた。

 テレビはほとんど地震に関する報道に切り替えていた。チャンネルを変えて震度の表示が局によって違うことに気がつきながら、本当にテレビ報道で流してほしい情報って何だろうとおもっていた。

 震度の情報や被害情報を速報的に流しているなか、6チャンネル(TBS)は「すぐに消せる状況にあるとき以外は、揺れが収まってから火を消してください」「津波を警戒し、海岸には近づかないで下さい」というような被災地向けの情報を流していた。被害が甚大な地域ほどテレビがつかない場合もありうるが、有益な対応だろう。被災地に必要な情報と、それ以外の地区に必要な情報を流す必要があり、重点は被災地に向けられるべきであろうとおもうのだ。その際、テレビやラジオのようなPUSH型の情報発信経路は威力を持つ。

 ただ、阪神淡路大震災の時、あまりに被害が激甚だったため情報が伝わらず神戸の震度情報が当初低かったこととか、最初の方はどうでもいい情報から入ってくるため結果的には被害がたいしたことなかった森之宮の公団で地震後エレベータに乗ってしまい閉じ込められたひとがいたという間抜けなニュースがテレビで報じられたのを見た経験があり(当時私は同じ公団住宅に住んでいたためその間抜けさがとても記憶に残っている)、難しいものだとおもう。

 ネットはどうなのだろうかというと現実的には速報よりも、情報の一元化が役割として適している。将来ネットのインターフェースが変わってPUSH型に近いことが出来れば別だが、現状は発信側の負担を軽減し必要なひとが情報をPULLするのに適している。

 企業向けのSEで運用もやっている経験からすると、障害発生時の電話対応は必要なのだが、対応全体を遅らせることがある。だから連絡系作業と復旧系作業は担当を分けることを大前提としている。連絡系担当が電話に出て、FAXを流し、サイトを更新する。復旧系メンバには作業に専念させ決して電話に出させない。

 テレビやラジオでよく被災現場のひとに電話で状況を聞いていたりするが、被災現場側が連絡と実務で担当を分けていなければ現場に負担がかかっているだろうな、と感じる。さらに、現場側ではどのような情報を発信するのか、普段から訓練している必要があるのだが岩手県や宮城県の地方公共団体や自治組織ではどうだったろうか。

 ちょっと遅れてみたので(地震当日中には見たが)対応の速さはわからないが、まず岩手県と宮城県のサイト上では地震についての情報発信がなされている。

宮城県サイトトップページ

岩手県サイトトップページ

 ボランティアなどを考えるにあたっても、このような被災地から発信される情報を自主的に取って、ルールに則って行動することが求められるのだろうな、と改めておもった。

 各ポータルでもトピックが立てられていたが、なんだかんだいいながら結局一番役に立ちそうなのはYahoo!だった。ここを見るとニュースだけでなく、宮城県の栗原市や岩手県の奥州市のサイトにも情報があることが分かったり、携帯電話の安否確認伝言板サービスへのリンクもそろっている。

Yahoo!ニュース - 岩手・宮城内陸地震

 あと気象庁の情報とか以外に役に立ちそうだったのは、ボランティアにより運営されている「JIS」(おそらくJishin Infomation Siteの略)。トピックでなく、常設で地震災害について情報が集められている。

地震情報サイトJIS - 地震の総合情報

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