スイミングクラブ

 この春から、長男が幼稚園の友達何人かと一緒にスイミングクラブに通いだした。久が原スイミングクラブである。

 ちなみに長男はいまだに顔に水がかかるのがいやで、風呂で頭を洗う時には立ってせず、私が膝の上に寝かせて洗う。

 かくいう私は子供のころ、ずっとシャンプーハット着用で頭を洗っていて、幼稚園だったか小学校低学年だったか忘れたがシャンプーハットを忘れて頭を洗ってしまい、母親の前で泣いたりした挙句にそのまま頭を流し、やっとハット卒業を果たしたという経歴の持ち主なのであまり子供のことは言えない。

 そんな長男なので、プールでも一番初心者のコースでやっている。幼稚園の友達でも、水に潜れる子はひとつ上のコースで練習らしいが、長男は水に潜る練習からということになる。

 以上のことは家内から夕食の時などに教えてもらっていた。ところで本日昼間家にいたもので、夜勤明けでぼーっとしたままながらスイミングクラブに子供を連れて行くことが出来た。

 親は受付のある2階からガラス越しにプールを見下ろせるようになっており、1時間近く長男がプールに挑戦するのを見ていた。

 まだ水は苦手らしく、今日は幼稚園の友達もいなかったので割りと低テンションでちゃぷちゃぷやっていた。やはり自分が小学校のころプールが苦手だったのを連想させ、変なとこが似ちゃったなぁと申し訳ない気分で見ていた。

 ちなみに練習が終わる時間になると受付の近くに駄菓子屋さんが出る。可動式の棚に駄菓子が並べてあって、おばちゃんが相手をしてくれるという簡単なものなのだが、長男は真っ先に着替えると家内から小遣いをもらって自分でお菓子を買っていた。これが楽しみのひとつであるらしい。