大森の靴専科

 新婚旅行に行ったのは2001年のこと、ローマだった。
 ローマだけに家内はいろいろなブランドで買い物をした。その中にサルバトーレフェラガモで購入した靴がある。

 困ったことに、この靴が微妙に足に合わないらしく、履いてみると足が痛くなるという。購入した時には分からなかった。よくあることである。普段履きというよりもちょっと気合が入った時のものなので、たまにはいてはしまってあった。

 大森の駅ちかく、ジャーマン通り沿いに「靴専科」という靴のクリーニングや修理の店がある。緑を主体にした外装になっていて、綺麗な感じの店。調べてみると、FC展開している店だそうだ。家内がそこで見てもらえないかしら、と思いついたので持って行ってみることにした。1週間前のことである。

 最初私は「そういう場合はフェラガモに持ち込むものなんじゃないの?」と言ったのだが、そんなユーザサポート体制を敷いているのか知らないで言っている。私は子供たちと店の前で待っていて、家内が持っていった。

 外から見ていただけで、店員の女性が家内に要望を聞いている時点で親切な感じだったので、おや、と思っているとやってもらえることになったそうで、預けて帰ってきた。

 家内によると「ピノキオのおじいさん、って感じのひとが聞いてくれて、1週間かかるけど1日前倒ししてみるって言ってもらえた」とのこと。つまり、好印象ということである。

 本日受取りに行って来た。実際に履いてみないと分からないが、履いてみてまだ痛かったら再度調整して頂けるそうだ。その際の調整は無料との申し出だったそうだ。