新聞記事は誰のもの

 毎日新聞が主催する「毎日・ふるさとの主張コンクール」のエッセイ部門で、「tantan」というSNSのメンバーの方が2007年度最優秀賞を受賞された。

 その記事が6日の新聞に大きく載っていたと翌日になって知った。当日知っていれば駅売店なり、コンビニエンス・ストアなりで購入するのだが、新聞を購読していないためこういう時に不便を感じる。

 WEB上「毎日jp」には下記記事が載っている。

特集:2007年度「毎日・ふるさとの主張コンクール」 入賞者決まる - 毎日jp(毎日新聞)

 受賞対象となったエッセイが要旨だけになっているのだが、紙上では全文掲載だったのだろうか。新聞を購入するのと同程度の料金で全文読みたいものだが、毎日新聞を取っているひとに頼んでゆずってもらうしかない。

 一昨年、大阪市立大学合気道部が春合宿を行った時、新聞社の方が宿を取材に来られていて、産経新聞の香川県版に写真入りで掲載されたことがあった。

 現役生からメールで教えてもらって産経新聞に問い合わせをし、有料だったかどうか忘れたが、紙面のコピーを送って頂いたことがあった。そして合気道部のウェブサイト上に掲載したい旨を話したら別途申請書の記入を求められ、提出して承諾書をもらうなど手続きが面倒だった。承諾は1年で、延期の際には再度申請書が必要という話だったので1年間公開し、期限後新聞記事の画像と承諾書のPDFを削除してしまった。

 新聞を作る側からすればそうしないと収集がつかないのだろうが、読む側、あるいは情報を使う側としてはとても手間がかかる。結局ネットと既存の新聞雑誌というものは、拠って立つ前提を大きく変えない限り両立しないのだろうな、と感じたことを思い出した。