椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

名所図会の世界

 昨日浅草線の西馬込の駅に近い「and one(アンドワン)」という美容室に頭を刈ってもらいに行った。初めての店だが、子供もやってくれて安いということを聞いていて、私と長男とカットしてもらいに行く予定だった。実際は長男が「やっぱりいやになった」と言い出したので私だけやってもらった。

 電動自転車で子供たちを乗せて行って来た(子供たちは私がカットしてもらうのを見てるだけ)のだが、帰りにふと道沿いにある大田区立郷土博物館の前に「名所図会の世界」という期間展示の看板が出ていて、お、行きたいなと言うと長男が「ぼくもいきたい」と言う。

 そこでお昼前に前日と同様に電動自転車に子供たちを乗せて行ってきた。郷土博物館、入場料無料なのである。

 馬込付近に住んでいたと推測される町田佐太郎(うろ覚え)という人物が伊勢参りをした際の旅日記が遺されていて、それを枕に当時の旅行について解説されている。

 続いて名所図会の1ページにどのような情景が詰め込んで描かれているのかを、細かく分かりやすく注釈して展示してある。

 その他当時の東海道沿いにあった「和中散」という薬の売店について、場所をとって開設されている。「和中散」は滋賀県栗東に本店があったお腹の薬。店が全国にあり、薬だけでなく休憩所があったり飲むものがあったりして、今の言葉でいえばチェーン展開していたユニークな経営形態の店だったらしく、蒲田の東海道沿いにあった。

栗東の旧和中散本舗。今も屋敷が残っている(滋賀県観光情報)

 また、梅屋敷についても歴史が詳しく解説されていた。梅屋敷というと今は京急電鉄沿いの下町の商店街だが、昔は江戸郊外東海道沿いの農村に広がる本当の梅林だった。当時の豪農が敷地内に梅を植えていたらしいが、もちろん今は普通サイズの公園内に梅ノ木が植わっているくらいにしか残っていない。

 丁度書き始めようとしているテーマでも名所図会が顔を出すので面白かったが、残念ながら下の子がうるさいのと、お昼の時間になったのでひととおり見て帰路についた。