椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

優先順位

 岩国市の井原市長が全国版のテレビニュースに映っているのを見た。岩国市では市長と市議会の過半数が米軍の空母艦載機移転を巡って反目しており、予算案が繰り返し市議会に否決される事態となっているのだが、5度目の予算案提出に際して市長が予算案承認と引き換えに辞任を申し入れた、というニュースである。結果的に予算案も否決されたのだが、辞任の方も通ってしまい市長選は行われることになった。井原氏は出馬されるそうである。移転候補先の地方自治体が一枚岩でないというのは、誠に政府にとって都合のよいことである。

 ことの発端は国が岩国市の新市庁舎建設補助費を、その拠出前提に入っていなかった空母艦載機移転の拒否を理由にカットしたことにあると理解している。現時点で補助費35億円だかはカットされたままなのだそうだが、一方で岩国市長が拒否している米軍住宅建設のための調査費は予算計上されているのだそうである。国政代議士や行政官僚にしてみればアメリカに従順であるという結論ありきなのであろう。

→「財務省原案に米軍住宅調査費、住民「説明なく不信感」」(山口 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

 もしかしたら明治維新より長州・周防は海外資本の手駒として働いたのかも知れず、その結果が今の姿なのかもしれない。いずれにせよ、ことが市長の辞職にまで及ばないと記事が大きくならない。ちょっとまえ、UFOがいるとかいないとか、政治家が言っているのが記事になっていたような気がするが、メディアの優先順位がおかしくなって久しい。

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