椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

お菓子の世界

 前日の那須での最後のときだが、帰る前にもう一箇所寄ろうと道路沿いにある「お菓子の城」という施設に立ち寄った。駐車場もそれなりの広さをとってある。大きな建物である。

 その名前からお菓子の安売り店の大きいやつかな、というイメージで立ち寄ったのだが、違った。「那須ハートランド」という会社が経営する菓子メーカーの工場兼販売店なのである。1階の奥が「那須の月」というお菓子の製造ラインになっていて、ガラス越しに見ることができる。

 この「那須の月」という菓子は高速道路のサービス・エリアでも見かけたが、商品名といい見た目といいパッケージといい、仙台銘菓「萩の月」のパクリである。私の地元の山口だって「月でひろった卵」(果子乃季)という同じような菓子があるくらいで、どうも「萩の月」のヒットにあやかった商品があるようなのであえて論うこともないのかもしれないが、こんなに場所も近くてこんなにパクってもいいものなのだろうか。

 そのように書くのは「那須の月」だけではないからで、「那須福」という和菓子もあったがこれはどうみても「赤福」のコピーである。

 以前「東京ばな奈のパクリ商品「大阪プチばなな」はいかがなものか」と書いたことがあるが、お菓子の世界では著作権のようなうるさい権利概念が問われず野放しなのだろうか。1社が提供できる製品数や地域には限界があるから、うるさく言うまいという考えが一般的なのだろうか。それとも大阪や那須独自の土地柄が生んだ出来事なのだろうか。

 そう考えながら「那須の月」も「那須福」も買わずに帰った。詳細を書くことは控えるが「お菓子の城」の施設についても食品メーカーの建物としては如何なものか、という点が見つかって家内と話が合い、買う気が失せたのである。

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