七五三の写真

 長男の虫歯治療、2回目である。

 私は少し遅れて行ったので現場に居なかったが、長男はあけみこども歯科に入るなり受付の方に、「今日はこの前みたいにしない?」と聞いて家内を呆れさせたり笑わせたりした。

 下の奥歯の前回とは反対側を削って頂き、やはり泣いたが前回よりは虫歯も小さく(というか前回削って頂いた虫歯が酷すぎた)、長男の泣き方もましだった。医院から逃げるように外に出る、ということもなかった。お盆あとのせいか、あけみこども歯科にしては珍しいくらいに空いている日だった。

 そのあと、自動車でそのまま大森のイトーヨーカ堂に行く。実家から帰って来たところのため買い物もあるが、主目的は休暇前にヨーカ堂内に入っている「スタジオアリス」で撮ってもらった子供たちの七五三の写真を受取るためだ。

 七五三といえば11月のはずだが、当然その時期は貸衣装も、写真館も混みあう。この夏のうちに撮ればお安いですよ、というキャンペーンがあるのだ。長男が5歳、次男が3歳、数えではなく満年齢だが、撮ってもらっていた。

 結果的に先日祖母が亡くなったため、実際に11月にはお宮さんに七五三詣では避ける予定だ。ということで、結果的に丁度よいようなことになった。虫の知らせだろうか、と家内と話したりしながら、受け取りに行った。

 羽織袴で二人で額入りを1枚、長男が一人で刀を肩に担いでみせているのが1枚、二人でバズ・ライトイヤー("TOY STORY"の)の衣装を着たのが1枚。子供たちはバズが着たくて写真撮影に付き合っていた。どれも満足できる撮れ具合だった。