蜻蛉三昧

 先日トンボを逃がした排水溝に、また同じ模様のトンボがいた。動画にしたら、様子が分かるかと思ったが、Youtubeにアップしてみたらピンぼけでちっとも見やすくなかった。鉄枠を持ち上げたら、即逃げていった。

 別の話だが、子供たちを遊ばせていた時、池に見慣れない生き物がいるのに気が付いた。じっとしているので、ずっと虫だと気が付かなかったのだが、尾が同じように3本の細い扇状になっているので気が付いた。

 最初、トビゲラとか、カワゲラの幼虫、というのが浮かんだが、後で調べたらそれらの幼虫は芋虫然とした外見で、どうも違う。いろいろ調べた結果、どうもイトトンボのヤゴではないかと思うようになった。自分が知っているヤゴのイメージにとらわれて、突っついてものろのろとしか反応しないこの幼虫は、ヤゴではないと当初思い込んでいたのだ。確かに、イトトンボの抜け殻らしいのはよく池の近くのコンクリートに見かけていたが、同一の生物と思っていなかった。

→「神戸の自然シリーズ14 - 水辺の小動物たち

 ネットで調べたら、他に下記ページが面白かった。前者はヤゴの飼育や観察にかける情熱が人並み外れているし、後者はその写真のリアルさが貴重。生野区のガレージにある、金魚の水槽での出来事というのが、雰囲気よろしい。

→「ヤゴの世界

『ヤゴ』(「居酒屋ガレージ」内)



2007年7月1日追記

 二尾で交尾しているのを見て、気づきました。「檻の中のトンボ」はシオカラトンボかオオシオカラトンボのようです。未成熟なものは青くないのですな。青くなったシオカラトンボはたくさん飛んでいるのですが、気が付きませんでした。