無計画鎌倉の旅
連休中に、鎌倉に行きたい、という話を家内としていた。
家内は独身時代に鎌倉に旅行に行き、江ノ電に乗ったことがいい思い出で、家族でまた江ノ電に乗ってみたい、という希望が出発点だった。ただし、連休ともなると江ノ電は大変混むと湘南方面が実家のご近所さんに聞いていた。5月1日と2日は長男が幼稚園があるが、それを休ませて行くか、などと夫婦で悪巧みを考えていた。
ところが1日、2日と天気が悪くなる、という予報を見て、急遽本日行くことにした。江ノ電以外に鎌倉について特にここを見に行きたいという点がなく、私は司馬遼太郎さんの『街道をゆく 42 三浦半島記』をアマゾンで注文していたが、これが間に合うように届かない。かくして行き当たりばったりに行くことにした。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1997/12
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朝食をとらずに8時に家を出て、大森から川崎まで京浜東北線、乗り換えて藤沢まで東海道線。藤沢から家内待望の江ノ電に乗った。やはり乗客が多いが、並べば家族で座ることも出来た。鎌倉についてみたら、鎌倉から乗る人の方が多いようで、通勤列車に近い状態になっていたので、まだましだったかもしれない。
天気がよく、海が見えるところに行くとサーファーが波待ちしているのが見えるが、余りにも凪ぎすぎているように見えた。私など太平洋を見ると、自分の知っている海(日本海)とは波の様子だとか違うと感じるが、長男は「ここ、おばあちゃんちのうみ?」と聞くので、彼の目からは湘南も長門海岸も変わらなく見えるようだった。
鎌倉についてから、さてどこに行くかといって目的は達してしまった。駅前にボランティアのガイドさんがおられ、子供たちにお菓子を食べさせていると話しかけて下さる。何も考えずに来ているので、困りもんですなぁ、というと、「いやいや、子供さんの機嫌次第ですからね。源氏山公園はどうですか。ベビーカーで全部歩けますよ。銭荒弁天もあります」と教えて下さった。
だが実際には、ちょっと鶴岡八幡宮の参道で立ち並ぶ店を歩いているうちに子供たちが飽きてしまい、特に長男が「もうかえる? もうかえる?」と聞き始めてしまった。紅芋ソフトクリームを買って食べさせるが(店内で長男がひっくり返してしまい、もう一杯サービスしてもらった)まだ満足せず、小さいのでいいからポケモンのおもちゃを買って欲しいという。
かくして昼ごろ、帰路についてしまった。このあと、更に長い一日を過ごしたのだが、項目だけで省略。