閉店するみせたち

 近所の「まるはちや」というコミュニティストアが閉店するということを以前書いた。今月4月に入って、まるはちやや萬来刀削麺の旧店舗の解体が始まっている。

→「馬込銀座のまるはちや

 いつだったかテレビで「閉店ウォッチャー」というべき人が取材されていて、芸人さんと一緒に実際に閉店した店を巡る、というのをやっていた気がする。自分もどうもそんな方面に目を向ける傾向があり、こんな店が出来た、ということよりも、あ、ここ、締めてもうた、とことをしきりに書いている気がする。

 JR大森駅前の山王側にある不二家レストランは一連の衛生問題の影響でずっと閉めていたが、先日貼紙が問題についてのお詫びから「閉店のお知らせ」に変わっていた。銀座の本店は1ヶ月位前に前を通ったら営業再開していたようだったが、この店などは直営店ではなく別にオーナーがいるフランチャイズで、再開してもとてもやっていけないと判断したのだろうか。あとにスターバックスのような家族で入りやすいカフェでもできないかと勝手に考える。



 それよりも心に残ったのは、同じ池上通り沿いを西に行った、ダイシン百貨店の手前あたりにある「鳥彦」という鳥肉店が閉店するらしい。貼紙に「創業75年間 大森で60年」お世話になりました、と短くしたためられている。事情は知る由もないが、60年前の大森の様子など聞いてみたくなる挨拶文である。