熱意

 東京都知事の立候補者として、前の宮城県県知事の浅野史郎さんの名前が挙がっているようなのだが、浅野さんは全然前向きではないようだ。

→「浅野史郎・夢らいん」(2月14日付けの「ジョギング日記」参照)

 別の話だが、参議院選の候補としても、芸能人の名前がやたらと挙がっている印象がある。

 どうも、自民党や民主党に属する方々は勘違いをしているのではないか、という気がする。宮崎県知事選の結果を見て、特定の政党支持をしていない人間には、有名人をぶつければ勝てるのではないか、という判断が既定の戦略になっているかのようにみえる。

 宮崎県知事選について言えば、有権者は知事の地元への愛情とか、熱意とか、そういうものを感じ取って判断したという大まかな理解でいいのではないだろうか。浅野さんは慶応大学の教授職もお持ちのようなので東京にも来られるだろうが、現在も仙台にお住まいとのことだし、東京都政に秘めた情熱があるようには全く思われない。それなら、いかに公費と私費の見分けがつけられなくなっているとはいえ、石原慎太郎さんの方が三期目への情熱をお持ちだ、ということになるのではないだろうか(迷惑だとは思っているが)。