台風16号の影響が東日本であるなか、実家の須佐から東京に移動した。新幹線での移動。当日チケットを取ったが、7号車の7列という、大変ツキのありそうな座席が取れた(我が家は割りとこういうことですぐ喜ぶ風がある)。

 そのせいかどうか、3列席の隣に座っておられたご婦人は、名古屋以降で話しかけてこられたところ、横浜におられる娘一家を訪ねるところなのだそうで、うちの子供たちがじっとしていなくても「うちは孫が男の子3人ですから、慣れてますよ」と言って頂いた。通路を挟んだ隣のご婦人も、うちの子供たちに話しかけてくれたりして、話好きそうな方だった。この方も新山口で乗り、新横浜で降りていかれた。

 今回行きは空路だったのだが、台風の影響を受けそうな気がしたのと、次男が前日から鼻水と咳が出ていて、飛行機だと耳に影響ありそうな気がしたからだった。行きは1時間半ほどの時間だったが、新幹線だとのぞみ号でも4時間半ほどはかかるので、子供たちはじっとしていなかった。

 飛行機でもじっとはしていないが、機内でイヤホンで聞ける音楽でコブクロのベストアルバムをやっていて、次男とそれを聞きながら帰った。

 精神的にダメージを負った状態だったので、小渕さんの詩がなおさら胸に染みる感じだった。私は「風」という曲が特に好きなのだが、正直聞きながら泣きそうな気分になったりしていた。

 ずっと聞いていたいところだが、次男が聞きたいとせがんでくる。まだ小さいのに、聞くのか? とおもってイヤホンを耳にあてるとじっと聞いている。イヤホンの調子が悪いのか、片方からしか音が流れてこないので、結局途中からは次男に聞かせておとなしくさせていた。コブクロの楽曲の力は、子供にも届くのだろうか。

風