禊の呼吸法

 ダイエットの試みを、夏の休暇が終わってから、相変わらず続けている。通勤のちょっとした距離を何日かに1回は歩くようにする。今日は夜風が心地よかったので、仕事場から駅と、駅から自宅をそれぞれ歩いた。あと、大豆と酢を1日の食事のどこかに入れる、酒量をちょっとだけ、控えめにする。

 無理しないようにやっているので、体重にまだそんなに変化は出ていない。ここ数日、63kg前後。他にも夫婦で試みていることがあるのだが、急激に成果がでるような太り方ではないので、1ヶ月単位で見てみようとおもっている。

 歩く以外に、お風呂上りに柔軟をやることにしている。たまにサボるが、無理せずに5分10分、やる。子供たちが起きている時は上に乗られたりするが、背中を押してもらう代わりとおもって、やる。いわゆる「真向法」というものだが、学生時代以来、そんなに深く研究せず、ひとつ覚えのようにこれらの柔軟をやっている。実際は研究しながら、やればいいのだが、それほど凝ってはやっていない。

決定版 真向法―3分間4つの体操で生涯健康 (健康双書)

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 ちょっとずつ無理せずにやっていると、余裕がある時には別のことをやる気にもなったりする。数日前から何度か「禊の呼吸」をやっている。合宿の時にやる呼吸法である。30秒吐き、30秒吸う、を繰り返す。他の大学の合気道部でやっているという話を聞いたことがなく、市大合気道部しかやっていない「稽古」かもしれない。私は未だにその起源を知らないのである。

 普通に鼻でもって吐いたり吸ったりしていると、30秒も持たず、息が苦しくなる。鼻が主体で呼吸するのではなく、複式呼吸で静かに空気を動かし、その空気が自然に鼻から出入りする、という感じだろうか。

 これを5分ちょっとすると、ものすごい汗が出てくる。私は手首周辺に汗をかく体質なので、いつも腕に玉の汗が浮く。なんとなく、エネルギー代謝量が増えたような気がして精神的によろしい。それにしても、なんであんなに汗がでるのだろう。昔から不思議におもっているが、未だ納得できるような説明を思いついていない。