椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

「萬来刀削麺」消滅

 最近雨が続いている。今日は夜勤明けでいったん帰宅し、次男と昼寝のあと、起きて再度仕事場に出た。

 帰りのことである。雨がやっとやんでいて、大森駅前で「雨の日サービス」の貼紙が出ているパン屋さんで菓子パンを4つ買い、ドラッグストアでおむつ「グーン」のビックサイズ男の子用(まだ長男が寝るときだけおむつを履くので、枚数がいる)を買い、歩いてまで帰った。山王を細い路地を歩いていき、環七通りに出た時である。風景がおかしいのにすぐ気がついた。

 いつも通る横断歩道の向こうに「萬来刀削麺」という中華料理屋があった。郵便局の隣である。刀で器用に小麦粉を練った固まりを削って、麺にして出してくれる。私は一度だけひとりで食べに行ったことがあり、『椋箚記』に書いた記憶がある。

 その店が、無くなっていた。

 店はもぬけの殻、看板も引っぺがされている。信号が青になって環七を渡り、店の前にくると貼紙が1枚、してあった。不動産販売会社らしい名義で「東京地方裁判所から債権を引き受け、差し押さえた」ことが書いてあった。
 確かに、そんなに客がひっきりなしにくる、という感じでもなかったのに、店員さんは何人も居られた。店員さん同士は中国語で(北京語,上海語、広東語などの詳細までは判別できないが)話していたので、日本に来て働いておられたのだろう。

 いつか食べに行こう、と家内と話していたが、叶わぬまま店が消滅してしまった。

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