ヒラタキクイムシ

 一昨日から昨日にかけて夜勤で、水曜日は夜勤明けで家にいた。帰ったら昼過ぎだったのでそのまま昼食にホットサンドを食べたのだが、その食事中家内が「これなんだとおもう?」と聞いてきた。

 食卓の隅に木屑が落ちていて、3日ほど前から拭いても拭いてもまた木屑が出てくるのだという。食卓の足に一箇所穴が開いていて、木屑はそこから沸いて出てくるらしい。食事後私が爪楊枝で突くと3センチほどは深さがあり、あれこれやっていると爪楊枝にべたっとなにか汁がついて「うわっ」となった。虫だろうというのは容易に想像がついたので、「木屑+家具」で検索してみてすぐにヒラタキクイムシであろうという結論に達した。

 食事後羽田のコーナンに家族ででかけ、キクイムシ用の殺虫剤と、穴をふさぐために「かくれん棒」という商品名のフローリングや家具の補修財を買ってきた。子供たちが寝てからノズルで穴に殺虫剤を吹き込み、蓋をしてしまった。本当は家具の表面に殺虫剤を塗布するのが望ましいらしいのだが、うちは子供たちが小さいのでそこまでするのはやめておいた。そもそも虫が湧いた木材は捨てるべき、という正論も検索中見られたのだが、繁殖を防げるならばなんとか出費を抑えたいところではある。

 その後もいろいろな情報を検索していたら「びじつぶARTS&LOHAS」という木工作家さんのブログで「ヒラタキクイムシのあけた穴に柿渋を注入してみた」という記述を見つけた。柿渋は昔の唐傘なんぞにも塗られたものだとおもうが、防湿・防腐・防虫の効果が確かにあるらしい。ただ、殺虫の効果まではないだろうからどこまで効き目があるのか未知数で、実際この手の虫はしぶといものなのだが、もし効果があれば子持ちの家庭としては注目の情報ではある。