椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

いきなり実家に

 しばらく、端末に向かっても更新に至らない日が続いていた。納期の迫った仕事があるもので帰宅が深夜0時を回ったりすることが多く、風呂に入って食事をして寝るだけでお仕舞い、という日が続いていたのである。その間、書こうとしたこともあったのだが、もしかしたらここ数日で思い出しながら書くかもしれない。

 今日、新幹線「のぞみ」で品川から新山口まで移動。小郡(新山口駅)まで父親に迎えにきてもらい、須佐に帰郷した。家内と子供たちは一昨日、先行して飛行機で羽田から萩・石見空港で帰郷させていた。私は昨日まで仕事だったのだが、12月30日だともう飛行機が取れなかったのである。羽田〜萩・石見便はANAで往復それぞれ1便しかなく、この年末になるとさすがにいっぱいになる。

 昨日は私は作業があって仕事場におり、夕方から新橋に用事あって行ってあとは自宅に帰るだけ、となっていたのだが急遽呼び出しがかかり、青海の仕事場に戻って深夜3時頃までかかってしまった。因果な仕事ではある。

 翌日帰れないのではないかと危惧したが、なんとか起きて予約していたのぞみ177号のグリーン車(新幹線も喫煙のグリーン車しか空いていなかった!)に乗って帰ってこれた。

 今回は妹一家も帰郷してくるので、うちは賑やかである。


 先日から書こうとしていたことのひとつで、『南方民俗学』を読んでいておもいついたことがあった。南方熊楠さんが「こどもが話すことばを妻に書き付けさせている」ということを書いている下りがあった。金子 みすゞさんの最後の仕事も、幼い娘のことばを採録することだったと記憶している。子供というのはまことに貪欲に言葉を覚えるもので、3歳と1歳がいるうちでも面白いことが多々ある。

 次男は親たちや兄のいうことを真似して着実に言葉を覚えている。長男も言葉は早いほうだったが、次男は更に上をいく印象がある。今でも基本的に単語を口にする感じで、何かのみたいことは「ちゃっちゃ(茶)」、どこかに行きたいときは「あっち」、外に出たいときは「くっく(靴、ただし靴と靴下の厳密な判断がまだできていない)」などだが、最近食事中に、親や兄に「おいし?」と聞くことを覚えた。「うん、おいしいね」と返すと「おいしいか!」と相槌をうつのである。これはどうも長男の口癖をそのまま覚えてしまったらしい。あとは長男が「どうもー!なんかい……(ここで溜めが入る)きゃんでぃーずでーす!」とやると、隣で「ばーん」としずちゃんの真似をするのが、最近の得意芸である。

 言葉というのと少し違うが、長男は字を覚えだしている。南馬込の我が家の壁にはアンパンマンのあいうえお表が貼ってあり、それを見ながら一文字ずつ私が字を書き、なんと読むかあてる、というのをよくやるのだが、どうも長男は字をイメージとして捕らえるらしく、ビデオやDVDのパッケージの字の部分だけでアンパンマンだとか、デカレンジャーだとかを当てることがあり、時々驚かされる。

 先日家内が友達にファクシミリで手紙をだそうとし、紙に「FAXを送ります」と書いていたのを見たちょうなんが、いきなりその「FAX」の字をみて


「これ、せっくす?」


と言ったもので、夫婦そろって固まってしまったことがあった。慌てて「ファックス」だと覚えさせ直したのだが、別にそんな普段から食卓で猥談に興じているわけでもないのに、なんでそんな覚え方をしたのだろう、と謎は深まるばかりである。

 そんなこどもたちはのどかな須佐まで帰ってきて、おじいちゃんおばあちゃんやご近所さんにレイザーラモンHGの「フォ〜!」を披露してあきれさせているようである。

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