えなりくんええこというた

 月〜金の朝は7時半まではみのもんたさんの番組を見ていて、以降5チャンネルのtvkにかえて「sakusaku」を見る。

 今朝その前に同級生による高校生殺害事件について報じていたときに、えなりかずきさんが「被害者・加害者とも同じ高校生で、被害者だけ写真が出るのはどうか」という意見を言っていた。すぐにTBSの解説委員というひとが(名前は忘れた)加害者は更正の可能性があるかぎり写真など公表すべきではないのだ、ということを一生懸命説明して「フォロー」していた。

 出演者のコメントについてあらかじめどれくらい決まっているのか、全くフリーなのか分からない。だからえなりさんの発言が解説委員の意見の誘い水として設定されていた可能性もないではないけれど、その瞬間えなりさんの真意は「なぜ加害者の写真がテレビに映されるのか」という不公平感があったと感じた。もしそうなら、解説委員さんの「フォロー」は綺麗に的を外している。

 被害者の写真なんかなくても番組は成立するとおもうが、番組制作側からみれば「華」がなくなるということになるのだろうか。もし解説委員さんが本気でそう思っていたとしたら、テレビとは寒いものだと改めておもう。

 そういうことをおもって「えなりくんいまええこというた!」と寝ぼけたおっさんはテレビの前で声を上げていた。