椋箚記

主に合気道とまち歩きについて

「拳法」だけって何やねん

 少女監禁の事件(おなじような事件が何度もおきていて、あとでどの話だったのか分からなくなりそうなのが腹が立つ)で犯人が「中学時代や高校中退後に、地元の青森県五所川原市にある拳法の道場に通っていて、初段を持っていた、それを悪用して暴力を繰り返した」というような記事を読み、カチンときました。「初段」ってことは中国拳法ではなかろう。少林寺拳法か、日本拳法か。それぐらいちゃんと書けよ、という「カチン」と、黒帯を締めて自分より明らかに腕力の弱い女性に暴力を振るっておったのか、ということで更に「カチン」。

 所詮本人の問題で、自分より強い相手にはよう立ち向かわない人間がたまたま何かの武道をやっていたのだろうが、それでも腹が立つ。

 例えば合気道なら、黒帯を締めている時点で、どの国に言っても尊敬される材料のひとつになるわけです。きちんと技術と精神修養を経た人間だと、おもってもらえる。黒帯にはそれだけの権威があるということを、合気道にしろ他の武道にしろ忘れないでほしいとおもう。武道をやっている人間は、私闘で喧嘩しちゃいけないと教えられたものです。

  • もし喧嘩に勝ったら「武道をやっているのに素人と喧嘩した」と非難される
  • もし負けたら「武道をやっているのに負けやがった」と馬鹿にされる

いずれにしてもいい結果にならない。今回の犯人などは論外でそんな理屈は決して理解しないだろうが、このように権威を汚す人間が現れる時こそ、襟を正す機会として捉えておきたい。

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